通訳者をうまく活用する方法【海外ビジネス会議の生産性を最大化する】

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海外ビジネス会議において、通訳者をどう「使いこなす」か。
そんなことは考えたことがない、という方は多くいらっしゃると思います。

しかし、そこには海外ビジネス会議の生産性を高めるために重要な要素が眠っているのです。

この記事の目次

通訳者は、あなたの口であり耳である

interpreter as your partner

「通訳者は、私の話したことをただ訳してくれるだけでいい。なぜそんなことに配慮する必要があるのか。」

そう思われる方もおられるでしょう。
相応の金額を払ってプロに依頼しているのですから、通訳をしっかりやってくれることは間違いないのです。

しかし、通訳者はただ訳すだけの機械ではありません。
人間ですから、与えられた条件によってパフォーマンスが機械以上にも以下にもなるのです。

ビジネスにおいて優秀な相棒のことを「あなたの右腕」という言い回しがありますが、それになぞらえて、通訳者は「あなたの口であり耳である」と言えます。
あなたの相棒とどのような関係を築くかは重要な要素なのです。

会議の目的を達成するための通訳

その会議を開く目的は何ですか?
金銭・条件交渉で相手を説得する、業務内容を説明して理解を深めてもらう、などさまざまなケースが考えられます。

あなたの目的を達成するために、通訳者にうまく通訳してもらわなければいけません。
通訳者を理解し、最大限に使いこなしましょう。

通訳者をうまく「使いこなす」2つのポイント

以下、通訳者をうまく「使いこなす」ポイントを2つ挙げましょう。

①事前情報を提供する

document

「通訳のプロなのだから、どんな内容でも即座に通訳できるだろう」
と思われている方もいらっしゃいますが、それはまったく正しくありません。

通訳者にとって、内容がまったくわからないものを訳すことは不可能です。
通訳者は、事前に内容や専門用語をしっかりと予習してから、現場に臨みます。
したがって、提供する事前情報は多ければ多いほど良いです。
依頼主と通訳者の間で事前打合わせの時間を設け、関連資料もできるだけ渡すようにしましょう。

②区切って話す

communicate with interpreter

ビジネス会議においては、正確な意思疎通を重視するため、同時通訳でなく逐次通訳方式を用いるケースが多いです。

逐次通訳とは、スピーカーが話を区切るまで待ってから通訳をする方法です。
つまり、スピーカーが長く話せば話すほど、通訳者は多くの内容を暗記する必要があり余分な負荷が増えます。

例えば、1分ほどベラベラとしゃべって「はい、通訳さんよろしく」と振られた場合、正確な通訳をすることはほぼ不可能です。

通訳とは、

  1. スピーカーの発言をすべて暗記し(もちろんメモはとります)、
  2. それを他言語に変換して出力する

という行為です。

「1分間のスピーカーの発言をすべて暗記する」こと自体が、まず人間の脳にとって不可能であることは容易に想像できると思います。
定期的に区切って話すことによって、通訳者の負荷が減りパフォーマンスの低下を防ぎます。

「言語+ビジネス」のサポートなら、吉田通訳人材事務所

以上、通訳者をうまく「使いこなす」コツをお伝えしました。


「自分の好きなようにしゃべりたい」、「余計なことで気を煩わせたくない」という意見もごもっともです。
しかし、通訳者というフィルターを通してコミュニケーションを取る時点で、あなたの意図するメッセージが原型を留めて相手に受け渡される確率は低下します。
海外ビジネス会議の生産性を最大限に高めるために、ぜひ通訳者をうまく「使いこなして」ください。
優秀な相棒がパフォーマンスを最大限に発揮できるよう配慮することは、あなたにとって決して損にはならないことでしょう。

吉田通訳人材事務所は、通訳という形の「言語面のサポート」に加えて「ビジネス面のサポート」を提供しています。
ご入用の際はぜひご相談ください。

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この記事を書いた人

吉田通訳人材事務所代表。横浜市と米国ダラスで幼少期を過ごし、主に東京都、北海道、豪州シドニーに在住。大学卒業後、30か国以上を周遊しながら、50以上のアルバイトとスモールビジネス起業を行い、28歳から通訳者として活動。2014年「吉田翻訳事務所」創業、2021年に「吉田通訳人材事務所」に商号を変更。近年は、社会的に不利な立場にあるフリーランス通訳者の雇用増加、待遇向上、市場価値を高める教育に力を入れている。

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